仮想通貨(暗号資産)取引を始めようとする/始めた際に、「スプレッド」という言葉を耳にする機会はありませんか?
スプレッドは、トレードにおいては自身の収益にかなり絡んでくる重要な指標であり、スプレッドは取引コストに直結する重要な要素であるため、しっかりと理解しておく必要があります。
悩む人なんかスプレッドが広いと良くないらしい、どうしたらいいんだろう…
この記事では、仮想通貨取引におけるスプレッドの基礎知識から、スプレッドが狭いおすすめの取引所、スプレッドを抑えるための具体的な方法まで、網羅的に解説します。
仮想通貨取引所のスプレッドとは?
スプレッドとは、仮想通貨の売値(売りたい人が出している最高値)と買値(書いたい人が出している最高値)の価格差のことです。仮想通貨の価格はこの両者の大体真ん中の値にあることが多いです。
また仮想通貨の取引形式には、「販売所」と「取引所」の2種類があり、それぞれスプレッドの発生メカニズムが異なります。
- 販売所: 取引所がユーザーと直接売買を行うため、スプレッドは取引所が設定します。一般的にスプレッドは広め(=コスト高め)です。
- 取引所: ユーザー同士が売買を行うため、スプレッドは市場の需給バランスで決定されます。販売所に比べてスプレッドは狭く(=コスト低め)なります。
- その代わり、取引画面がよりプロフェッショナルなものとなるので、初心者のうちは混乱すると思います。
要するに、販売所の方で買うと若干損をするわけですね。



販売所は損するとよくいうけど、それが理由?
そうです。販売所の場合、わかりやすくなっている分、仮想通貨を売ってもらう相手は他人ではなく取引所自体です。ですので、より高い手数料を払わされてしまいます。
スプレッドの実例
bitbankを例に、販売所と取引所のスプレッドを比較してみましょう。(2024年12月5日時点)




こちらがBitbankの販売所のBTCの売値と買値です。
スプレッドは下位価格から売り価格を引くので、15,773,724 – 15,004,273 = 769,451
なんと77万円近いスプレッドがあることになります。
買い板からみたスプレッドの割合を計算すると20.49%になります。
続いて取引所を見てみましょう。


こちらがBitbankの取引所の画面なのですが、中央右の数字が並んでいるところの、緑と赤の数字が一番真ん中に近い部分が「買い注文の最高値」と「売り注文の最高値」です。
緑の買いが15,388,998、赤の売りが15,388,999なので、同様に計算すると、
15,388,998 – 15,388,999 = 1
なんと1円しか違いがありません。
販売所と取引所の買いの値段を比較してみましょう。
15,773,724 – 15,388,998 = 384,726 円となり、これはつまり、
販売所で1ビットコイン買う場合、取引所で1ビットコイン買うのより38万4726円高く買わされる、ということです。
また売る際も販売所で売ると同じくらい損します。
これは正直なところ極端なスプレッドであり、ちょうど記事執筆時点でBTCが10万ドルを超え、それにより取引量と買いが格段に増加しているので、このような差になっているのですが、こういった買い方面が多い場面ほど、スプレッドは大きく開くとされています。
逆に言えば、このように、取引所ではスプレッドが非常に狭いため、コストを抑えて取引できるというわけです。(ただし、取引所では取引手数料が発生する場合があるので、手数料とスプレッドの両方を考慮する必要はあります。でも基本的に販売所で売り買いするよりも得です)



1ビットコイン1500万円を一発で買うことはあまりないと思うけど、
50万円買うだけでも13000円くらい損するって考えると大きいね。
スプレッドが狭いおすすめの仮想通貨取引所
スプレッドの狭さを重視する方におすすめの取引所を3社紹介します。
- Coincheck: 取引所形式の現物取引で、Maker・Takerともに手数料無料。スプレッドも狭く、アプリの使いやすさにも定評があります。
- SBI VCトレード: SBIグループが運営する取引所で、手数料が無料。取引所形式の取引を提供しており、スプレッドを抑えた取引が可能です。マイナーなアルトコインをいち早く上場させる傾向もあります。
- LINE BITMAX: LINEアプリ上で簡単に口座開設・取引が可能。初心者にも使いやすいシンプルな設計です。取引所形式のサービスがないため、スプレッドは上二つよりは広めですが、一般的な販売所よりは狭いです。
仮想通貨取引所同士でスプレッドを比較する際の3つのポイント
スプレッドは複数の仮想通貨取引所によって違うので、それぞれを比較検討し、その時その時で一番狭いスプレッドを選んで取引できるようになると、より効率が増します。
その場合に気を付けておくべき項目は、以下の3つです。
- スプレッドの安定性: スプレッドは常に変動するため、安定性も重要な要素です。口コミなどを参考に、スプレッドの変動幅や回復速度を確認しましょう。
- 比較条件を揃える: 取引の種類(現物/レバレッジ)、取引の形式(販売所/取引所)、仮想通貨の種類、チェックするタイミングを統一しましょう。
- 口座開設が必要な場合も: 一部の取引所では、口座開設後にスプレッドを確認できる場合があります。
仮想通貨取引所のスプレッドを抑える方法
スプレッドを抑える方法にはいくつか方法があり、
- 取引所を積極的に利用する: 販売所よりも取引所のスプレッドの方が狭いため、取引所での取引を優先しましょう。
- メジャーな通貨で取引する: ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨は、スプレッドが狭い傾向にあります。
- スプレッドが不安定な時は取引を控える: 重要な経済指標発表時などはスプレッドが拡大しやすいので、取引を控えるのも有効な手段です。
などがありますが、基本的には一番上の「取引所を利用する」が最も良い解決方法になるでしょう。
スプレッドに関するよくある質問
スプレッドと手数料の違いは?
スプレッドは買値と売値の差額、手数料は取引額に対して発生する費用です。
スプレッドは通貨によって違う?
はい、流動性の高い通貨(多く取引されている)ほどスプレッドは狭くなる傾向があります。
まとめ
スプレッドは仮想通貨取引において重要なコスト要素です。スプレッドは取引所販売所どちらにも存在しますが、基本的に取引所の方がスプレッドが狭いので、そちらを使うようにしましょう。
また相場によってスプレッドの大きさは変わるので、常にざっくり自分で見比べながら計算をして、確かめましょう。



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